【個別施工マニュアル】 LCS工法（金属下地 アンカー固定断熱工法）施工手順

（工程１）断熱材の敷設

割付けにあわせて断熱材を敷設します。

（注意点１）

断熱材相互の継ぎ手は必ずデッキプレートの山部になるようにします。合わない場合は、カットして調整してください。

（注意点２）

断熱材の飛散に注意してください。

（注意点３）

断熱材同士の間にすき間が生じないようにします。

（工程２）IH断熱ディスクの設置・固定（断熱材中央部のみ）

１）チューブワッシャーとIH断熱ディスクを組み合わせます。

２）DPアンカーを用いてIH断熱ディスクを取り付けます。

（断熱材や下地に下穴を空ける必要はありません）

１）〜２）の手順を繰り返して断熱材の敷設をすすめていきます。

※この手順で取り付けるIH断熱ディスクは、断熱材をデッキプレートに対して固定するために行うものです。断熱材目地部には後の工程でIH断熱ディスクを取り付けます。

（工程３）目地処理用テープの貼付け

敷設した断熱材の目地部に目地処理用テープ（AYボードテープ）の貼付けを行います。

その後、しっかりとテープを転圧します。

（工程４）入隅部へのFL鋼板設置・固定

入隅部にFL鋼板を設置し、DPアンカーで固定します。

その後、FL鋼板のすき間にFLテープを貼り付けます。

（注意１）

入隅部のFL鋼板には、チューブワッシャーは使用しません。DPアンカーのみで固定します。

（注意２）

FL鋼板のすき間は３〜５ｍｍ空けます。

（工程５）IH断熱ディスクの墨出し（断熱材の目地部分）

断熱材の目地部にIH断熱ディスクを設置すつために、墨出しを行います。

（工程６）IH断熱ディスクの設置・固定（断熱材の目地部分）

１）チューブワッシャーとIH断熱ディスクを組み合わせます。

２）DPアンカーを用いてIH断熱ディスクを取り付けます。

（断熱材や下地に下穴を空ける必要はありません）

３）チューブクッションを入れます。

※（２）の手順で設置したIH断熱ディスクについてもチューブクッションを入れます。

（工程７）平場部におけるFL鋼板の設置・固定

１）DPアンカーを用いて外周部、補強用FL鋼板など、平場部に設置すべきFL鋼板を固定します。

２）FL鋼板のすき間には、FLテープを貼り付けます。

（注意１）

入隅部のFL鋼板には、チューブワッシャーは使用しません。DPアンカーのみで固定します。

（注意２）

FL鋼板のすき間は３〜５ｍｍ空けます。