工程の解説

【個別施工マニュアル】RC用 鋳鉄ドレン施工マニュアル

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解説画像

■はじめに

RC用鋳鉄ドレン(縦型)の施工についてまとめています。

平場部、立上り部などの施工は通常の手順になります。

※それらの施工については「施工マニュアル施工者編」などをご確認ください。

 

STEP1:塩ビ鋼板取付け・FLテープ貼り付け

(手順1)ドレンまわりにFL鋼板を設置・固定。ドレン外周から150mm程度の長さを確保します。

 

(手順2)FL鋼板相互のすき間は、FLテープを貼ります。

 

※FL鋼板にビス穴がない場合は、ヒットホールを使用します。

※FL鋼板同士のすき間は3〜5mm空けます。

※FL鋼板固定時に、ビスの締め込みすぎ、締め込み不足に注意します。

 

工程画像1

 

STEP2:AYボンド580NFを下地に塗布

(手順1)固定したFL鋼板の内側部分にAYボンド580NFを塗布します。

※ドレンとFL鋼板にはAYボンド580NFを塗布しないように注意します。

 

工程画像2

 

STEP3:ドレン用リベットルーフ切り出し・ボンド塗布

(手順1)FL鋼板の寸法に合わせてリベットルーフを切り出します。

 

(手順2)切り出したリベットルーフの裏面にAYボンド580NFを塗布します。

 

工程画像3

 

STEP4:リベットルーフの貼り込み

(手順1)下地側が完全乾燥、シート裏面が指触乾燥状態であることを確認。FL鋼板にあわせてリベットルーフを貼り込み、しっかり点圧します。

工程画像4

 

(手順2)FL鋼板とシートを溶着します。

(手順3)溶着後は、シートの口開きがないかを点検し、不備がある箇所は熱風溶接機を用いて補修します。

工程画像5

 

STEP5:ドレン部分のシート加工

(手順1)ドレンの開口部にあわせて、シートを円形に切り欠きます。

工程画像6

 

(手順2)必要に応じてシートに切り込みを入れて、ドレンの形状になじませます。

工程画像7

 

(手順3)ドレンの形状に馴染んだ状態で、帯状のシートを溶融着します。

※不要部分は切り整えます。

工程画像8

 

STEP6:ボンドエフレックスの充填

(手順1)ドレンとシートのすき間にボンドエフレックスを充填します。

工程画像9

 

(手順2)ドレン全体に行き渡るように軽く点圧します。

工程画像10

 

(手順3)小口からあふれたボンドエフレックスはヘラで取り除きます。

工程画像11

 

STEP7:平場部のリベットルーフ施工

(手順1)平場部にリベットルーフを敷設し、ドレン部のリベットルーフと溶融着します。

 

(手順2)溶着後、口開きがないかを点検し、不備がある場合は熱風溶接機を用いて補修。小口にはFLシールを充填します。

工程画像12

 

(手順3)押え皿、ストレーナーを取り付けます。

※ボンドエフレックスは硬化するまで時間を要します。

塗布後、半日以上経過してからストレーナーを設置してください。

工程画像13

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