※【個別施工マニュアル】スタッド溶接 その1の続きになります。
PART3 実際の施工
STEP1:溶接箇所の研磨
ディスクグラインダーを用いて溶接箇所の既存塗料を除去します。
(1)FLステンレス鋼板の割り付け
割り付けに合わせてステンレス鋼板を仮置きします。この際、鋼板相互は3〜5mm程度のすき間をあけてください。
(2)溶接箇所(研磨箇所)のマーキング
仮置きした鋼板のビス穴を通して、下地(既存塗料)研磨箇所にマーキングを行います。
(3)下地(既存塗料)の研磨
鋼板を取り外し、マーキング箇所の研磨を行います。
※鋼板を再設置する際にズレが生じる恐れがあるため、やや大きめに研磨します。
※フランジまわりなど、防水端部となる役物(硬質塩ビ板など)は裏打ちシールを施すため、
取り付け範囲を全面研磨します。
(4)鋼板の再設置
割り付けに合わせて鋼板を再設置します。
研磨した下地(既存塗料)と鋼板の穴にズレが生じないように注意してください。
STEP2:アース接続
STEP3:溶接
溶接を行います。この際、ピンが鋼板に触れないようにします。
溶接後、鋼板にガタつきが生じないように、ピンの頭部をスタッド叩き棒で叩き、丸く変形させます。
注意1:溶接面に対して「垂直にガンを押し当てる」こと
注意2:ピンと鋼板が接触しないように溶接すること