工程1
下地への接着剤塗布
シートの端材にAYボンド580NFを採り、クシゴテで塗布する。
塗りムラ・溜まりが生じないように注意する。
工程2
AYブチルテープの貼付け
下地に塗布したAYボンド580NFが完全に乾燥したことを確認し、防水端部となる部分にはAYブチルテープを貼る。
ブチルテープ相互の接合幅は30mmとする。
工程3
採寸とシートの裁断
立上りの高さを採寸し、シートを断裁する。
勾配によっては水上側と水下側で寸法が異なるため、厳密に採寸する。
工程4-A
リベットルーフ裏面への接着剤塗布(アゴ下納め)
裁断寸法に基づいてリベットルーフ裏面にAYボンド580NFを塗布。その際、シート相互の接合部にはボンドの塗布をしないこと。
※補足を参照
工程4?B
リベットルーフ裏面への接着剤塗布(天端納め)
シート裏面に、貼り込み時の基準線を墨出しする。その後、裁断寸法に基づいてリベットルーフ裏面にAYボンド580NFを塗布。
シート相互の接合部にはボンドの塗布をしないこと
※補足を参照
工程5
リベットルーフの貼り込み
塗布したAYボンド580NFが、下地側は完全乾燥、リベットルーフ裏面は指触乾燥状態であることを確認して、リベットルーフを貼り込む。
アゴ下納めの場合は、AYブチルテープを基準に貼り込む。
天端納めの場合は、出隅とシート裏面の墨出し線を合わせて貼り込む。
工程6
転圧
ローラーを用いて転圧する。
工程7
平場シートとの溶融着1
入隅は、熱風溶接機とステッチャーローラーまたは指で角出しをする。
工程8
平場シートとの溶融着2
立上りから貼り下ろしたシートの接合幅(45mm)を超える部分を裁断する。
注意点
必ず、定規・下敷きを使用すること。
工程9
平場シートとの溶融着3
立上りシートと平場シートおよび立上りシート相互を溶融着。
※この後、出入隅角の処理を実施。詳細については「施工上のポイント」のジャンルその他を参照
工程10
コーナーパッチを融着し、チェック棒で点検する。
不備があった場合は、熱風溶接機で補修する。
工程11
すべての接合部をチェックし、不備があれば熱風溶接機を用いて補修する。
工程12
すべての接合端部にFLシールを充填する。
(注意点)
リベットルーフ相互の接合部にAYボンド580NFの塗布しないこと
接合部への接着剤の塗布は、溶融着に悪影響を与え、シート相互の一体化ができず漏水の原因となります。