工程の解説

「改修」立上り:接着/平場:アンカー固定 工程(7)立上り部

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工程1

下地への接着剤塗布
シートの端材にAYボンド580NFを採り、クシゴテで塗布する。
塗りムラ・溜まりが生じないように注意する。

工程画像1

工程2

AYブチルテープの貼付け
下地に塗布したAYボンド580NFが完全に乾燥したことを確認し、防水端部となる部分にはAYブチルテープを貼る。
ブチルテープ相互の接合幅は30mmとする。

工程画像2

工程3

採寸とシートの裁断
立上りの高さを採寸し、シートを断裁する。
勾配によっては水上側と水下側で寸法が異なるため、厳密に採寸する。

工程画像3

工程4-A

リベットルーフ裏面への接着剤塗布(アゴ下納め)
裁断寸法に基づいてリベットルーフ裏面にAYボンド580NFを塗布。その際、シート相互の接合部にはボンドの塗布をしないこと。
※補足を参照

工程画像4

工程4?B

リベットルーフ裏面への接着剤塗布(天端納め)
シート裏面に、貼り込み時の基準線を墨出しする。その後、裁断寸法に基づいてリベットルーフ裏面にAYボンド580NFを塗布。
シート相互の接合部にはボンドの塗布をしないこと
※補足を参照

工程画像5

工程5

リベットルーフの貼り込み
塗布したAYボンド580NFが、下地側は完全乾燥、リベットルーフ裏面は指触乾燥状態であることを確認して、リベットルーフを貼り込む。
アゴ下納めの場合は、AYブチルテープを基準に貼り込む。
天端納めの場合は、出隅とシート裏面の墨出し線を合わせて貼り込む。

工程画像6

工程6

転圧
ローラーを用いて転圧する。

工程画像7

工程7

平場シートとの溶融着1
入隅は、熱風溶接機とステッチャーローラーまたは指で角出しをする。

工程画像8

工程8

平場シートとの溶融着2
立上りから貼り下ろしたシートの接合幅(45mm)を超える部分を裁断する。
注意点
必ず、定規・下敷きを使用すること。

工程画像9

工程9

平場シートとの溶融着3
立上りシートと平場シートおよび立上りシート相互を溶融着。
※この後、出入隅角の処理を実施。詳細については「施工上のポイント」のジャンルその他を参照

工程画像10

工程10

コーナーパッチを融着し、チェック棒で点検する。
不備があった場合は、熱風溶接機で補修する。

工程画像11

工程11

すべての接合部をチェックし、不備があれば熱風溶接機を用いて補修する。

工程画像12

工程12

すべての接合端部にFLシールを充填する。

工程画像13

補足画像1

(注意点)
リベットルーフ相互の接合部にAYボンド580NFの塗布しないこと
接合部への接着剤の塗布は、溶融着に悪影響を与え、シート相互の一体化ができず漏水の原因となります。

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