丸環とは?
丸環はマンションなど
高層建築物の屋上に設置されている
金属製の輪です。
外壁や窓などを清掃する
作業員の方が
命綱を固定するときなどに使用します。
(注意点)
丸環の根元部分に腐食がある場合や
コンクリート部分にクラックがある場合は、
施工前に現場監督者に報告の上、
指示に従って適切な処置を行なった上で
防水施工を行なってください。
(工程1)丸環カバーセット発注のための採寸
「丸環用塩ビ板」と「丸環用シーリングホルダー」両方とも、
発注のために既存の丸環部分を採寸し、発注サイズを確定させます。
(工程2)絶縁シートの敷設
AYボンド600を用いて絶縁シートを貼り込みます。
絶縁シートに入れた切り込み部分にはPPジョイントテープ
またはAYボードテープを貼り付けます。
(工程3)FL鋼板の設置・固定
入隅や天端部など、必要箇所にFL鋼板を設置・固定します。
(工程4)丸環用塩ビ版の設置・固定
下で示した図を参考に、丸環用塩ビ板を取り付ける
位置の絶縁シートを切り取ります。
その後、丸環用塩ビ板の裏側にAYシールMS1を塗布。
塗布が終わったら、AY樹脂アンカーを用いて、
(裏側にAYシールMS-1がついた)塩ビ板を下地に対して固定します。
(工程5)立上り部のリベットルーフ施工
手順1:1枚目のリベットルーフを貼り込み、FL鋼板と溶着します。
手順2:1枚目のリベットルーフを丸環用塩ビ板と溶融着します。
手順3:2枚目のリベットルーフを貼り込み、FL鋼板と溶着します。
手順4:2枚目のリベットルーフを丸環用塩ビ板、1枚目のリベットルーフと溶融着します。
手順5:シートの口開きがないかをチェックし、必要に応じて熱風溶接を行います。
(工程6)平場部のリベットルーフ施工
平場部のリベットルーフを施工し、小口にシールを充填します。
(工程7)丸環用シーリングホルダーの設置・固定
丸環用シーリングホルダーをリベットルーフに対して溶融着します。
(工程8)AYシールMS-1の充填
手順1:丸環用シーリングホルダーの内側にAYシールMS-1を充填します。
手順2:ヘラをもちい用いて充填したAYシールMS-1をならし、整えます。